11月のデッキ別使用率変遷&メカメカ大作戦予想振り返り
①11/1~11/30にかけての、デッキ別使用率の変遷をまとめたスプレッドシートを公開します。
●備考
・データはHSReplay.netが公開しているものを集計しました。
HSReplay.net - Unleash your potential
・「レジェンド~ランク5」の「過去1日」の人口を、毎日12時頃に集計しました。技術的な問題で集計時間が大きくずれることがあるので、完全に正確なデータを集められたわけではないと思います。参考までに。
・1ページ目が推移のグラフです。横軸が日付、縦軸が割合を示しています。グラフには使用率平均上位30のデッキのみを掲載しています。
・2ページ目が生のデータです。こちらには全てのデッキの使用率を掲載しています。
・データの欠損が2日分あります。
●雑感
1か月間の使用率の変動に関して、グラフから読み取れることをまとめます。
遂に断末魔ハンターが使用率トップから陥落しました
以上です。
②以前公開した「環境予測:博士のメカメカ大作戦」の振り返りを行います。
ウィッチウッド環境でも同じような振り返りを行ったので、どういった感じかは以下を参照ください。
今回はナーフパッチ適用後の環境予測を行っていないので、基本的にパッチ適用以前の環境を振り返ることになりますがご容赦ください。
言及した結果について見ていきます。
1.残るデッキ
現段階で60種類弱のデッキが存在しますが、多くの種類のデッキは使用率を伸ばすことができません。メタがどのように回ったとしてもある程度の使用率を確保できるであろうデッキは、以下になります。
ビッグドルイド、ミルドルイド、ズー、偶数ウォーロック、奇数ローグ、奇数パラディン、コントロールメイジ、奇数ウォリアー、クエストウォリアー、断末魔ハンター
上のリスト内で環境に存在したのは、ミルドルイド(トグワグルドルイド)、ズー、偶ウォロ、奇数ローグ、コンメ、奇数ウォリ、断末魔ハンター、奇数パラディン辺りだと思います。
逆にリスト内に存在しないが環境に存在したデッキは、トークンドルイド、マリゴスドルイド、クエストローグ、テンポメイジ、秘策ハンター、シャダウォックシャーマン辺りだと思います。
その中でも、環境の中核を担う可能性が高いデッキは以下になります。
Tempo StormでTier1経験のあるデッキはトグワグルドルイド、マリゴスドルイド、トークンドルイド、ズー、偶数ウォーロック、奇数ローグ、クエストローグ、断末魔ハンター、秘策ハンター、(テンポシャダウォックシャーマン())です。
予測として見れば、マリゴスドルイドの台頭を見破れなかった点は明らかなハズレだと思います。クエストローグは環境が落ち着き始めてからデッキの最適化が行われたような印象のため、検出は難しかったと考えます。
ビッグドルイドは全く流行りませんでしたね。ただトグワグルドルイドが使われ得ることを看破できたのは数少ない良かった点だと思います。
奇数パラ、ビッグドルイドを除いた3つのデッキはラダー使用率最上位のデッキ群だったため、この点に関しては悪くない予測だったと思います。
こうして見ると非常に精度が悪いですね。
2.ダイナミクスに伴うメタの変遷
まず、ズーに対して勝率の高い奇数ローグや偶数ウォーロックが使用率を伸ばします。それに追従してコントロールメイジ、奇数パラディンの使用率も伸びます。
次に、これらのデッキが伸びた状況で強いビッグドルイドとミルドルイドの使用率が伸びます。第一段階で伸びたデッキの中で、奇数ローグは引き続き高い使用率となります。
その次の段階として、奇数ウォリアーや断末魔ハンターの使用率が上がります。この段階まで来ると、ズーの苦手も少なくなってくるためズーの使用率も増えることになります。
最初期にズーがものすごく使われて、その後偶ウォロと奇数ローグが増えるという予測は完全に的中しています。ただ、奇数パラディンとコンメが思ったより伸びてきませんでした。奇数ウォリ、断末魔ハンター辺りのくだりは意外と当たってましたね。
振り返りは以上です。新拡張直後の予測を公開したのは初めてですが、やはり初期のカオスから環境を予測することは難しく、予測の信頼性には疑問があるとわかった形になりました。
ただ、どう考えても占いとして面白いので次拡張も同様に行います。